ストレスや不安というマイナスな感情は、数日や数カ月で解消できるものではありません。 実際に解消できる具体的な方法はあるのでしょうか?
あります!不安を根本的に解消するカギは、皆さんお馴染みの4ステップです。それでは、日常生活の中で使える実用的な方法をいくつかご紹介しましょう。
1.気づきの感性を高める
日々の行動や発する言葉を意識してみましょう。周囲の人に不安を与えていないか、無意識のうちにストレスを与えていないか、観察してみましょう。
子育て中の方であれば、子どものことを気にしすぎて、無意識の中でプレッシャーを与えてしまっていたり、 経営者や部下がいる方であれば、会社の業績や仕事の内容から、社員や部下にプレッシャーをかけていることもあるかもしれません。
このように普段の自分が、周りの人々に不安やストレスを与えていないか、少しずつ反省しながら、気をつけてみましょう。これはとても良い種が蒔けるチャンスです。
2.他人を落ち着かせる
不安や緊張とは全く反対の方向に向けて種を蒔きましょう。
そして、自分がどのように周りの人に穏やかな感情をもたらすことができるのかを考えることです。周りの人から「また会いたい、会ってよかった、出会えてよかった」と思われるように、人をリラックスさせ、落ち着かせるために、自分にはなにができるのかを考えてみましょう。
ユーモアは一つの素晴らしいツールで、ゲシェ・マイケル先生はその達人です。 知的でユーモアあふれる人は、初対面の相手ともすぐに打ち解けることができ、相手に親近感や安心感を与えられます。
ゲシェ・マイケル先生の継母のイーディさんは、非常に自立して魅力のある女性だそうです。彼女は毎日とてもハッピーで、幸せそうな生活を送っているそうです。そんな彼女は自分の幸せの秘訣をよく周りにシェアしていました。
イーディさんは、「誰かのために決断することは決してやってはいけない。それを守れば、本当に幸せで楽しい人生を手に入れることができる」と言っていました。
これは、私たちに振られた決断の権利を、問題を抱える本人に返すことが大事だということです。 私たちは他人をコントロールすることはできません。自分の考えさえコントロールできないのに、子ども、部下、同僚、取引先、あるいはパートナーをコントロールすることは無理なことです。イーディさんの話は、非常に賢明で、興味深い話です。
不安から解放されたいなら、どうすればいいのでしょうか? どんな小さなことでも、どんな大きな決断でも、誰かの代わりとして決めないことです。決めるのは、その人自身に任せてください。
親でも子でもパートナーでも、みんな同じです。みんなそれぞれ進むべき道があるのです。私たちはできる限り彼らをサポートし、励ますだけで良いのです。
「空(くう)」の角度から見ると、「本当のコントローラーは存在しない」という言葉があります。私たちは、今この時をコントロールすることはできないのです。物事をコントロールする自分の意志は存在しないのです。帰宅の時間をコントロールできる子供も存在しません。一旦、 この空(くう)という真実の事象を見抜くことができれば、すべての不安や緊張は消えて行きます。まだまだ難しいですが、日々の生活から「空」を体験し、観察してみましょう。
つい近い存在はコントロールしようとする自分に氣づいていました。
そのことについて書かれていて、
ハッとしました。
仕事が辛そうな主人をなんとかしてあげたいとか、片付けない子供に直して欲しいとか…。
それは正しい事のように見えて、
種の視点で考えると今までとは全く違うアプローチをしてみると言う事ですね。