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親が自分の期待に応えてくれないとき、どのように接すればいいのか?

執筆者の写真: メンタルシード事務局メンタルシード事務局

 

 もし、あなたが両親を選べるチャンスがあるとしたら、どんな両親を選びますか?

金持ちでハンサムでいい家に住んでいる親がいいのか?

ほとんどの人が、自分の父親には完璧であってほしいと願うものですが、

現実は思い通りではありません。 期待に応えてくれない父親だったら、どう思いますか?


Q:父の不倫以来、私は父に対してとても怒りや恨みを感じています。父のことを考えるたびに、怒りは高まります。 どうすれば、父への恨みを解消し、このような負の感情に左右されなくなるのでしょうか?
A:スタンリーさんは大学卒業の前、同級生たちが大学院進学や公務員試験、海外留学の準備をしているのを見て、うらやましかったそうです。 その頃、彼も海外留学をしたいと考えていましたが、実家には十分な資金がなかったため、親に対して不満を持っていました。 彼は両親のことをとても愛していましたが、両親が決めたことに納得がいかず、ネガティブで無気力な気持ちにもなっていました。

私たちの命は親から授かったもの

 私たちは、親から与えられた命によって、この世界で生きていくことができるのです。人間の赤ちゃんは他の自然界の動物と違い、未熟な状態で生まれてくるため、 親が付きっきりで育てなければなりません。歩けるようになるまでに1年ほど必要です。一方、鹿などの動物は、生まれたらすぐに歩けるようになります。


 それを更に深く掘り下げていくと、当たり前のように思ってしまうかもしれませんが、全体の流れを論理的に考えてみると、当たり前のことでは決してありません。

なぜなら、すべての赤ちゃんに生まれるチャンスがあるわけではなく、多くの子どもたちが生まれる前に生きる権利を奪われ、生まれたとしても大人まで育てられる保証が全員にあるわけではないからです。

 

 私たちの親は、私たちを産み、育て、幸福と教育を受ける権利を与えるために両親なりの最善を尽くしてくれました。それがなければ、私たちはこの記事を読むことさえできなかったでしょう。

ある意味で私たちがこの世に生きている一瞬一瞬は、親からの贈り物なのです。


 親が悪いと思うことをしたとしても、子どもとして、親への感謝の気持ちを消してはいけません。どんな親であっても、この命は親から授かったもので、親に感謝しないわけにはいかないからです。

 

 私たちはなぜ生まれたのでしょうか?

なぜ、この街に住んでいるのでしょうか?

なぜ、そのような両親に出会えたのでしょうか?

これらはすべて、私たちが作り出したものです。

つまり、それらはすべて今まで(前世)植えてきたカルマの種による結果なのです。

私たちが生まれた時点から、カルマの種を植え続けていますが、生まれる前(前世)に植えた種もまだ引き続き効力があるのです。

前世で積み立てた種が、今世に生まれた環境や家庭の構成(両親や兄弟)で決まってしまうのです。


 その意味で、私を生んだのは親ではなく、親を生んだのは私たちなのです。

古い経典では、これらの真実を知ることによって生じる愛を「見えない愛」と呼んでいます。

 偶然に出会った親は存在しませんが、自分の種から来ている親は必然的に存在するのです。

このことに気づくと、親に対してより深い愛情が内側から湧いてくるのです。どんな力でも抗えないような完璧な愛が生まれます。


 親は自分の種から来ていることから、親との関係は、自分の力で変えることができるのです。 たとえ困難な状況であっても、親が年をとって理不尽な目に遭っても、病気や認知症になっても、種の法則を理解すれば、愛はより強くなるのです。 この愛の前では、どんなネガティブな感情や悩みも吹き飛んでしまうのです。


 親とより良い関係を築きたいなら、親を生んだのは自分(カルマの種)であって、ある意味で本当の親ではない、すべては私たちの種からきているということを忘れてはいけません。


 私たちは親に会う前に、まず「私の種から来ていない親は存在しない」ということを思い出し、そして親に会いに行くことをおすすめします。ぜひ実践してみてください。


 真実のことを理解し、それに近づくことで、純粋で完璧な愛を手に入れることができるのです。ぜひ実践して、その真実の愛を味わってみましょう。 


 
 
 

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