Q:パートナーのことをもう愛せなくなり、結婚生活に疲れました。私は今、独身生活に戻ろうと考えています。 パートナーや子ども、両親を傷つけることなく、別れるための種を蒔くにはどうしたらいいでしょうか。
A:今の気持ちはよくわかります。長く付き合っていると、飽きることもあります。もし今の自分が独身であれば、これらの悩みはすべて解決されるだろうし、気持ちも楽になるだろうと思うかもしれません。特に、お子さんがいる場合、いろんな人間関係があり、さらに難しくなります。車が古くなって、修理に出し続けなければならないようなものです。このようなストレスに満ちた結婚生活には、パートナーと穏やかに別れ、新しいシングルライフを始めたいと思うこともあるでしょう。
パートナーシップをうまく管理しましょう
ゲシェ先生は25年間独身生活を送っていました。彼は結婚生活をうまく管理できない人は、独身になっても管理できないと考えています。
独身だったら、きっと自由で楽しい時間を過ごしていると憧れを抱くかもしれません。しかし、実際にはそれは同じことで、あまり違いがないです。
リレーションシップで良い種を植え続けなければ、独り身になっても、 数年経つと、再び愚痴が出たり、寂しくなったり、パートナーが欲しくなったりするものです。
種のシステムを理解できれば、外的環境(パートナー、子供、ペットなど)が、本当の喜びを与えてくれないことも理解できるはずです。ですから、離婚する前に、まずやるべきことは、目の前のパートナーとの関係をよくしておくことです。
もちろん、心の中で離婚の計画を立てても結構ですが、その間に自分の種(カルマの種)を変えて、離婚前の生活をよりハッピーに、幸せにする必要があります。そのあと、離婚という選択を視野に入れればいいのです。
そうすれば、独身生活を心から楽しむことができますし、もしかしたらその時に離婚したいと思わなくなるかもしれません。
ダイヤモンドディールに気をつけましょう
『愛のカルマ』では、「ダイヤモンドディール」というライフツールが紹介されています。実は、結婚でも独身の状態でも、それは目標ではなく、あくまで結果であり、自分が一体何を望んでいるのかを知る必要があります。
リレーションシップにおいて、どうすればより幸せを感じられるのでしょうか?まずは、それぞれのリレーションシップに目標を設定し、種を蒔きましょう。
「結婚生活を続けるべきか、それとも離婚すべきか」や「独身になったら、他の人を傷つけてしまうのではないか」と考えたり、悩んだりするのはやめましょう。
ダイヤモンドディール(悪い選択に悩まされる)ではなく、本当に欲しいものは何かを自分に聞き、それらの種を蒔くのです。
これは結婚生活にとどまらず、人間関係にも似たような問題が出てくるはずです。職場においても、周りの環境を変えれば、理想の仕事や生活を手に入れることができると信じているかもしれませんが、実際はそうではありません。
環境が変われば、もっと幸せになれると、誰もが思うかもしれません。しかし、環境を変えても、旅行に行ったとしても、出会う人は今自分の周りにいる人とよく似ているのです。
違う町で違う人と出会っても、必ず同じような問題にぶつかります。いくら仕事や仲間が変わっても、同じような課題が出てくるのです。
外的環境を変えても、根本的な問題が解決できるわけではありません。根本的に解決するには、私たちは意識の中で植える種を変えなければなりません。
本題に戻りますが、もし今離婚したいのであれば、自分自身の問題を解決してから、離婚を考えましょう。
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