『ダイヤモンドの知恵』を読んだことがあるなら、「サークルデー」という言葉は、既におなじみでしょう。サークルデーはどのように行われるのか、なぜこんなに魅力があるのかについて、3名のサークルデーの実践者に、その魅力を語ってもらいましょう。
ドイツのラルフさんがこのような質問をしました。
長年、年中無休で自分の会社で働いてきましたが、会社の規模が中々大きくならず、経営状況に困っています。まるで強い力で押さえつけられているようで、その場でクルクル回り続けているような感じでした。
私は、人の役に立つことが好きで、6タイムブックの記録や、4ステップの実践もコツコツ頑張っていますが、望むような成功はいまだに手に入りません。一体どこが間違っているのでしょうか。
あなたに必要なのは「サークルデー」です。
ラルフさんは仕事を楽しんでいるようで、6タイムブックと4ステップも定期的に実践されていますが、自分のためにサークルデーを設けることが重要です。
週に一度、心を落ち着かせるためにも休みを取り、スマホや電子機器から離れましょう。
JB先生は、リーダーや経営者がこのサークルデーを最大限に活用し、心を静めて、自分のビジネスのためにクリエイティブなことを考える時間を設けることを強く推奨しています。
『ダイヤモンドの知恵』には、サークルデーに関する内容が詳しく書かれています。ゲシェ先生が、ダイヤモンドの会社を始めた当初は、毎晩夜中の1時、2時まで働いていました。 やがて彼は、サークルデーというアイデアを思いつきましたが、これは会社にとっては非常に勝ち目のないことで、多くの人が彼をクレイジーだと思い、彼は批判や反対され続けました。
しかし、あるサークルデーの時、彼はダイヤモンドの新しい保存方法を発明し、世界の保存基準となりました。それは、彼の素晴らしい明晰な思考力のおかげでした。
サークルデーをやると決断すると、いろんな抵抗や困難が出てきますが、ゲシェ先生は以下の3つのテクニックで克服しました。
一つ目
サークルデーをする決意を固めました。上司に「週1休みを取りたい」と伝え、もし上司に同意が得られなければ会社を辞める意志を伝えました。
二つ目
自ら給料の1/3を減らし、上司が受け入れなくても、のちに返金すると伝えると、上司も気持ちよく受け入れてくれました。
三つ目
成果を示すことがもっとも重要です。サークルデー期間中に、十分な休息、洞察力、明晰な思考力、または良い業績に繋がるヒントや素晴らしいアイデアを手に入れました。
サークルデーに関しては、思い切って実践する勇気が必要であり、毎週1日休みを設けることで、思考力がより明晰になり、自分の考えをより信じることができるようになるのです。
ゲシェ先生、JB先生、コニー先生は全員3年間のサイレントリトリートを終えています。
彼らは、サークルデーにいくつかのスケジュールを取り入れ、より効果的なものにすることを勧めています。
朝に瞑想や運動をしたり、家の周りを散歩したりするといいです。その時に、ペンと小さなノートを持ち歩き、思いついたことを書き留めておくとよいでしょう。
そもそもサークルデーとは、自分の周りに円という境界線を描き、その間に他の人が入ってきて邪魔をさせないようにする期間のことです。普段の環境から離れたり、例えば森の中の山小屋に行ったりすることで、良い効果が得られます。
逆に、毎日同じことをやるような部屋にいると、クリエイティブなインスピレーションを得ることは難しいでしょう。
あなたができること:
1.週に1日、自分のためにサークルデーを作りましょう。
2.日々の仕事を持ち込まないことが大事です。心を静めて、頭に浮かんでくるアイデアに
耳を傾けましょう。
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